初版発行にあたって:

工業用のバルブは、規格、規定、基準等で仕様を定められている場合が多く、本書も多くの規格等から参考文献を引用する方式を取りました。これらの基礎となる内容を正しく理解し、適正な検査を行うことが求められます。著者も国内外の多くのEPCエンジニアからアドバイスを受け、経験を積むことが出来ました。これらの経験を若いエンジニアに継承することもバルブエンジニアとしての責任の一つと考えています。

2009年4月1日
有限会社ウイングス
八木澤 孝

 

改訂版の発行にあたって:

本書は初版発行から5年を経過し、その間、引用規格等の改訂、一部内容説明等の補足もあることから見直しを行うことにしました。
また、内容に関してもベテランエンジニアからのアドバイスも受け、内容の改訂に反映することになり、サポート頂いた皆様に感謝致します。

2014年4月1日
有限会社ウイングス
八木澤 孝

 目次

 タイトル
1.はじめに
バルブ用語の定義
主なバルブの構造図:
仕切弁(Gate Valve)
玉形弁(Globe Valve)
逆止弁(Swing Check Valve)
ボール弁(Ball Valve)
バタフライ弁(Butterfly Valve)
主な部品名称
2.材料検査 2.1 対象部品及び検査成績書の証明区分
(EN10204等の説明)
2.2 材料検査項目及び方法
(化学成分分析、熱処理方法、機械試験等の解説)
2.3 鋼種別材料仕様
(MESC等の仕様解説)
2.4 その他の材料仕様
(NACE, PED97/23/EC, NORSOK, API-20A等の解説)
3.破壊検査  (API-RP591等の解説)
4.非破壊検査 4.1 放射線透過試験
4.2 磁粉探傷試験
4.3 浸透探傷試験
4.4 ひずみ測定
4.5 漏れ試験
(FE Test/ISO15848-1他、漏れ量単位の解説)
5.圧力検査 5.1 試験設備
5.2 試験方法
(保持時間と漏れ量、DBB/DIB他の解説)
6.外観検査 6.1 鋳造材の外観検査
(鋳造欠陥の解説等)
6.2 鍛造材の外観検査
6.3 溶接部の外観検査
6.4 加工面の外観検査
(表面粗さの定義及び観察方法)
6.5 塗装下地処理面及び塗装面の外観検査
(SIS/SSPC. 塗膜確認方法) 
7.寸法検査 7.1 肉厚
7.2 面間寸法
7.3 溶接開先部の寸法
7.4 フランジ寸法の許容差(参考)
7.5 その他 
(バルブフランジの直角度、食い違い)
8.機能検査 8.1 アクチュエータ付バルブの作動試験
(防爆規格、スラスト計算例等)
8.2 実温試験 
(低温試験、高温試験)
9.バルブの検査手順 (KOM/PIMの注意事項)
10.バルブのリスク要因  
*各章毎にクリックすると本文が開きます。
注意)記載内容は、最新版でありません。訂正、変更、追記等は予告なく行います。
最新版については、著者まで問い合わせください。

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